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1958年からレバーマシンがやってきました

店内工事のため長期にわたりご不便をおかけしました。

ご来店いただきましたお客様には、ご理解とご協力をいただき誠にありがとうございました。

改装に伴い、新たな相棒を迎えました。

1958年に製造されたFaema製のレバーエスプレッソマシンです。

当時の面影を残すため、外装は極力手を加えず、内部のみクリーニングされたマシンです。

昨年、私たちはエスプレッソ発祥の地でありカフェ文化が人々の生活に深く根付くイタリアを訪れました。

「ナポリ」では今でも9割以上レバーマシンが使われている、と事前に聞いていましたが、内心9割はさすがに話を盛っているのでは…と思っていました。

しかし、実際に訪れてみるとそれは事実でした。

百聞は一見に如かず、とはまさにこのことだと実感しました。

レバーマシンはその名の通り、上に突き出したレバーが特徴的で、シンプルなバネの力でエスプレッソを抽出する方式です。

圧力のかかり方が現代主流のポンプ式とは異なり、敢えて今もレバーマシンを採用しているお店があります。

私たちもこれからまだまだ慣れていく必要のあるマシンですが、お店の象徴として皆さまにもぜひ親しんでいただければ嬉しいです。

もう一つ、お店のスタイルに少し変更があります。

イタリア訪問では、レバーマシンの他にも、独特のカフェ文化がとても印象的に感じられました。

日本では主流のドリップコーヒーはほとんどみられず、注文後すぐに提供されるエスプレッソにzucchero(ズッケロ:砂糖)をサッといれ、10秒程度でクイッと飲み、フランクな挨拶をしてお店を後にします。

イタリアの方々のスマートな光景がとても新鮮でかっこよく映りました。

私たちもそれに近い形を再現できたらと、店内はスタンド形式として、イタリアのバール気分を味わっていただけるようレイアウト変更しました。

限られた店内スペースを活かしながらも、ここにしかないコーヒー体験を提供できたらと考えております。

エスプレッソは店内でイタリア製の専用カップで提供いたします。

それ以外のメニューにつきましては、これまで通りテイクアウトカップでのお渡しとなります。

ドライブスルーでのご利用につきましては変更はございません。

今後もお気軽にお越しいただけますと幸いです。

新しいミナリコーヒーも皆さまどうぞ宜しくお願い致します。